電算写植とは、手動写植で行う版下の制作をコンピュータ化したシステムです。
従来の手動写植では実現できなかった文字修正のスピード化と一度作成した版下を
データ保存することで次回何度でも内容変更によるデータ修正が可能となりました。
また、データ化することにより版下の作成イメージを校正紙によって確認できます。

写植(正式名称: 写真植字)とは
専用の写真植字機を用いて文字などを組上げ版下を作成します。
モノクロ写真と同じ原理で光のあたった部分が黒く反応する特性を利用して、
文字を感光させ現像処理と定着処理を行うことで出来上がります。
写真植字の「植字」とは本来、印刷に用いる文字を金属製の活字を使っていた時代があり、
それを1文字1文字指定通りに植える様に並べて組むところからその名前がきています。

図案を元に指定通りにそれぞれの文字、線画等をレイアウトした印刷用にする
台紙を指します。
最近では、電算写植などのシステムを利用して画面上でレイアウトした後、
プリンタで出力したものも版下と呼びます。

原稿に指定された内容とつき合わせながら、
字句や各寸法サイズ、レイアウト等が間違いがなく指定通りに出来ているか
チェックするための出力用紙です。
この作業を行うことで品物の不具合や材料のロス等を事前に防ぐ目的で
最終の製品にする前段階で行う大切な工程でもあります。

和文172書体　欧文395書体

調整中

和文133フォント　欧文183フォント

(一覧表：PDF版)